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2010.09.30
立地条件の選定基準
どんな場所で、どんなお客様をターゲットに開業するかは貸し別荘を始める上でとくに重要です。
経営や営業の失敗はいくらでも方針転換できますが、立地は変えることができませんからね。
では、貸し別荘を営業するのに良い条件とはどんな立地かというと、これらのことがまず挙げられます。
・交通のアクセスがよい
・周辺に見どころが多い
・自然豊かで静かな環境
・観光客が多い、観光地に近い
・展望が良い
それから、貸し別荘は長期滞在するお客様も多いので、旅館やホテルとはまた少し条件も違ってきます。
「スーパーが近くにある」とか、「いざという時のために病院が近くにあると安心」など。
ペットも宿泊可能な宿ですと、「動物病院やドッグランが近くにある」というのも重要になります。
でもすでにある別荘を使って貸し別荘をする場合や、中古物件を購入する場合はどうすればいいでしょうか?
そんな場合でも、心配はありません。
たとえばコンビニ等ですと立地条件によって大きく売上が変わりますが、貸し別荘の場合は経営や宣伝方法によって悪条件をカバーすることができます。
アクセスが悪く、観光地から離れている場合でも『隠れ家』を売りにして予約が埋まっている宿は良い例ですね。
有料アドバイスをご利用頂けますと、立地条件を決めるお手伝いや、悪条件をカバーする経営方法もアドバイス致します。
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2010.09.08
3年目までの方針
『計画を立てる』のときにもお話しましたが、目的を決めて運営方針を定めるのはとても重要なことです。
大きな目標を達成するには時間がかかりますから、小さな目標に分割して少しずつ目標を達成していく必要があります。
たとえば、最初の3年間はこのように目標を達成していきます。
1年目「方針を定める」
できれば最初から利益を上げることを目標にしたいところですが、長期的な視野で考えるとまずはしっかりとした方針を定めて土台作りをすることが大切です。
そこで、最初の1年はお客さんの意見を聞きながら方針を決め、設備を整えることに専念します。
前回『貸し別荘に必要な設備』で、「最初は必要最低限なものを用意して、お客さんの要望を聞きながら揃えていく方法が良い」と書きましたが、これが一番無駄のないやり方です。
運営していくうちに、最初に想定していた方針を転換する必要が出てくることも多いですから、その都度微調整して、1年間で方針を固めます。
たとえばこんな例が。
私が支援しているWさんは当初「大人のための貸し別荘」をキャッチフレーズに、オシャレで洗練された貸し別荘を始められました。
ところが実際の客層をみると家族連れが多く、「『大人のための・・』とありますが、子供を連れて行ったらダメですか?」という問い合わせをいただくことも。
そこで、子供向けの設備を揃え、ファミリー向けの貸し別荘とすることで、2年目以降は家族連れのお客様を増やすことに成功しました。
2年目「利用者を増やす」
2年目に入ると「そろそろ利益を・・」と考えがちですが、ここもぐっと堪えて、多くのお客さんに利用してもらうことを目標にします。
多くのお客さんに利用していただくことで、多くの意見や要望を集めることができます。
また、利用していただいたお客様の満足度を高めることで口コミの評価も上がり、翌年以降の利用者を増やすことにも貢献しますので、とても大切な1年です。
3年目「利益を上げる」
さぁ、いよいよ利益を上げることを目標に頑張りましょう。
方針は定まった、設備も整った、知名度も上がり、リピーターも増え、お客様からの評判も上々、となれば次は利益を上げる方法を考えます。
利益を上げる方法は「料金体系を見直す」「宿泊料以外での収入を考える」などいろいろ考えられますが、それはまたあらためて詳しく書きたいと思います。
有料アドバイスをご利用頂けますと、具体的な運営方針を決めるお手伝いも致します。
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2010.09.07
貸し別荘に必要な設備
貸し別荘を開業するにあたって、必要な設備はどんなものがあるでしょうか?
それは運営方針やお客様の客層によって必要なものはさまざまです。
ですので最初は必要最低限なものを用意して、運営していくうちに必要に感じるものを用意したり、お客さんの要望を聞きながら揃えていく方法が良いと思います。
コストを削減して料金の安い貸し別荘にするなら布団など寝泊まりできるだけの設備で十分でしょうし、ファミリー向けの貸し別荘を目指すならお子様向けのグッズや衛生設備に力を入れるとよいでしょう。
「これは必要だろう」とか、自分が欲しいと感じるものをすべて用意していたのでは、結局使われることなく邪魔になってしまう場合もありますから、最初からすべて揃えようとしない方がいいですね。
具体的な設備についてお知りになりたい方は、有料アドバイスをご利用下さいませ。