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2010.09.07

貸し別荘に必要な設備

貸し別荘を開業するにあたって、必要な設備はどんなものがあるでしょうか?

それは運営方針やお客様の客層によって必要なものはさまざまです。
ですので最初は必要最低限なものを用意して、運営していくうちに必要に感じるものを用意したり、お客さんの要望を聞きながら揃えていく方法が良いと思います。


コストを削減して料金の安い貸し別荘にするなら布団など寝泊まりできるだけの設備で十分でしょうし、ファミリー向けの貸し別荘を目指すならお子様向けのグッズや衛生設備に力を入れるとよいでしょう。


「これは必要だろう」とか、自分が欲しいと感じるものをすべて用意していたのでは、結局使われることなく邪魔になってしまう場合もありますから、最初からすべて揃えようとしない方がいいですね。


具体的な設備についてお知りになりたい方は、有料アドバイスをご利用下さいませ。

2010.08.24

必要な許可を申請する

貸し別荘を開業するために必要な許可はどんなものがあるでしょうか?


貸し別荘は旅館業の「簡易宿所」にあたります。

そのため、貸し別荘を経営する場合は都道府県知事の許可を受けないといけません(一部の貸し別荘では「短期賃貸契約」を謳って無許可で営業しているところもありますが、保健所では”違法”と判断しています)。


旅館業の許可を取るためには、旅館業法施行令などで定める「構造設備の基準」に従います。
さらに運営するにあたり、都道府県の条例で定める「衛生措置の基準」に従います。


旅館業許可申請に必要な書類
基本的には以下のような書類を保健所に提出して申請します。
・許可申請書
・申請者が法人の場合、定款又は寄付行為の写し(登記簿謄本でも可)
・施設の構造設備の概要(様式あり)
・客室の内訳(様式あり)
・営業施設の周囲おおむね150m以内の見取り図
・各階平面図
・敷地内に幾つか別棟等がある場合は、その位置がわかるような配置図
・客室に循環式浴槽がある場合、「循環式浴槽の構造図」「ろ過器の型式・処理能力・ろ材等が分かる仕様表」
・消防署長からの「消防法令適合通知書」
・建築基準法に基づく「検査済証」の写し(無い場合、「建築台帳記載証明書」などでも可)
・玄関帳場に代えて管理棟を設ける旅館業は、当該管理棟の配置図及び平面図
・申請手数料22,000円(収入印紙代)


これらの書類を保健所に提出して申請するのですが、その中には別の機関で審査や検査を受ける必要がある書類もあります。
・消防法関係…消防署
・周辺の環境に関する許可…森林管理局等


申請してから認可されるまで、数回の立会いのもと数ヶ月かかるものもありますから、日程に余裕を持って申請してください。
場所や様々な条件により許可を受けれない場合がありますので、工事などの前に管轄の保険所や消防署などに相談したほうがいいですね。

2010.08.19

ホテルや旅館・ペンションとの違い

貸し別荘と同じ宿泊業として、ホテルや旅館・ペンションなどがあります。

これらの宿泊施設と、貸し別荘の違いはなんでしょうか?


それは、滞在中のお客様との距離感です。

ホテルや旅館・ペンションは、その建物の中の一室を借りるという形態なので、お客様の潜在意識に「オーナーもしくはスタッフの監視下に置かれている」という窮屈さがあります。

その点、貸切が主流の貸し別荘でしたら、「自由にしていいんだ」という開放感が得られるでしょう。


貸し別荘の利用者に小さなお子様連れが多い理由もここにあります。

小さなお子様を連れての旅行だと、「子どもが騒いで周りの人に迷惑をかけないか」などといった気遣いが必要ですが、貸切の貸し別荘であればそういった心配も無用です。


とはいえ運営者側としては「チャックインの手続きが済んだらチェックアウトまで貸しっぱなしで放置していい」というわけにはいきません。


なにかあればすぐに対応できるような体制をとっておく必要がありますし、お客様が自由にできる分、最低限のルールは決めておかないといけないでしょう。


どちらがいいとは決められませんが、宿泊形態の違いを把握し、メリットを活かして、デメリットを克服する意識が必要です。

メリットを活かして、デメリットを克服する具体的な方法は有料アドバイスをご利用下さいませ。

2010.08.17

調べる、相談する

貸し別荘の計画を立てて、「さぁ、準備を始めよう」となったら、まず何をやるべきか調べる必要があります。

とりあえずは本やネットで調べ、ある程度の知識が得られたら、今度はさらに詳しく行政機関や専門家に相談します。

こういった本で体系的に勉強されてもいいかもしれませんね。

>> はじめての「お宿」オープンBOOK (お店やろうよ!シリーズ)
>> 居心地の良さや主人の個性が生かされた、遠方からでも訪ねてみたくなる宿のつくり方。


調べなければいけないことはたくさんあります。条件によっては、計画そのものも変更しなければいけなくなることもありますから、まずは自分が開業する貸し別荘でどんな許可が必要か、調べる必要があるでしょう。

たとえば、
旅館業法の営業許可に関しては保健所に、消防法関係は消防署へ、条例や規制に関することは自治体へ、周辺の環境に関する許可は森林管理局等へ相談します。
また、別荘の管理会社や住民による自治体・組合などに所属している場合は、そちらでも相談されるといいでしょう。


調べる自信がなかったり、それぞれ個別に相談するのが大変でしたら、リゾートプランの有料アドバイスをご利用下さいませ。

2010.08.13

計画を立てる

前回、「貸し別荘を開業するまでの流れ」でご説明した、まず最初にやること「計画を立てる」で、どんなことを考えるか具体的に見ていきます。


1.目的を決める
貸し別荘を運営する目的を明確にします。
いま自分が個人的に使用している別荘を使わない時だけ誰かに貸すだけであれば、あまり利益にこだわらず、副業や維持費の足しになればいい程度の利益が見込めれば十分でしょう。
逆に、これから複数の別荘を購入し、本業としてやっていくのであれば、きちんと事業計画を立てて採算がとれるか、利益が見込めるか、慎重に計画を立てる必要があります。


2.営業場所を決める
もうすでに別荘をお持ちの方であれば、そこが営業場所になりますが、これから別荘を用意する場合、どこに別荘を持つかが重要になります。
立地場所によっては条例などの制限があったり、建物の規模やサービスの種類によって必要な手続きが違ってきますので、法的な面も考慮しなければいけません。


3.別荘の用意(準備)をする

貸し別荘を始めるには、まずは別荘がなければ始まりません。用意する方法としては、

・すでにお持ちの別荘を貸し別荘として使う
・中古の別荘を購入する
・別荘を新築する
・他人の別荘を使って貸し別荘を代行する

などが考えられますが、これから用意する場合はこの後に出てくる計画を立ててから、それに見合った別荘を用意するのがいいでしょう。


4.運営方針を定める
貸し別荘といっても様々な形態があります。
ペットも一緒に泊まれる宿
食事付きの宿
全館禁煙の宿
夏季限定営業、通年営業の宿
・・・

それらをひとつずつ決めていきます。

できれば料金体系を決めて、見込み客数や経費など含めた事業計画を作成したいところですが、この時点ではまだそこまでやる必要はない(できない)でしょう。

リゾートプランでも、計画を立てるお手伝いをしています。

リゾートプランとは?

お客様に喜ばれる貸し別荘づくりを目指す、貸し別荘・レンタルコテージ専門のコンサルタントです。

開業のお手伝いから、業務改善のアドバイスなど承っております。

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